40代「家庭」と「お金」と「私のこれから」

子育てに「少しだけ」ひと段落した40代がいろいろ考えます。

中1、塾なしテスト勉強 順位より偏差値より大切なもの?

中1の子供ふくめ、我が家の子供たちは塾に行っていません。その代わり、できる限り子供の勉強は親が見るようにしています。例えば休日朝は、全員でリビング学習。父も母も近くにいます。わからないことがあれば、一緒に考えます。親が手が離せない時は上の子に教えてもらいます。
そんなやり方をコロナ禍あたりから始めたので、もう4年ほどになります。
 
しかし、中学生になると本当にこのやり方で良いのか、私としてはすごく迷っています。周りは大多数が塾に通っています。中1本人はなぜか絶対に塾に行きたくないとのこと。中1初めての定期テスト、本人に任せていたものの、途中で進捗具合や勉強方法を確認したところ、テスト範囲も勘違いしていたし、とてもテスト当日までに範囲が終わるとは思えない状態でした。しかも、テスト前日の20:00頃、明日提出の家庭科の課題、しかも、両親に聞き取りをして、自分が生まれてから関わってきた人についてまとめるというような、時間のかかりそうな、しかもどう考えてもテスト前日にやるような内容ではない課題をやらなくてはいけないことが判明するなど、想像を超える出来事がありました…。
 
結果は意外にも良かったのでホッとしたのですが、これではいかん!と次の2学期中間テストはテスト勉強の計画の仕方や勉強方法、テストで出そうなところを調べたり私もいっしょになって時間を割いて取り組みました。
運動部の部活も忙しく、本当に時間がありません。とにかく、少ない時間にいかに効率よく勉強できるかが、テストで点数を取るためには大事だと思いました。効率よく、出題傾向などもまとめたテスト対策をしてくれるのが塾なのだとしたら、塾に行っていない我が家は、そのやり方を教えるのは親の役割なのかな思っていました。例えば、自転車の乗り方や、泳ぎ方を教えてきたように…。
 
そうこうしているうちにテスト当日を迎え、結果、本人が思ったより点数が悪く、順位も下がりました。
今回は早めに勉強を始めたのにも関わらず、目標としていた、テスト範囲の問題を少なくとも2巡することも間に合いませんでした。そもそもの勉強時間不足だという話になり、次のテストは、勉強時間を今までより多くとってみようと話をしました。
 
次の定期テストは、翌月です。前回勉強時間が十分確保できなかったことを考えると、もうすぐにでもテスト勉強を始めなければいけません。勉強に役に立ちそうなユーチューブを探してみたり、手帳のマンスリーを使って、すでに部活で丸一日つぶれてしまう日を記入して、実際に勉強できる時間がどれくらいあるのかを見える化してみたり、部活やほかの習い事の兼ね合いで、何曜日が何時間ぐらい勉強できそうなのかを子供と考えたりしていて、「ん?」と思いました。これ、わたし、毎回テストのたびにやるの?子供と一緒にやって、やり方を見せているつもりでいたけど、いつから一人でやらせるの?
 
目の前のテストで点数を取りに行くことが大事たと思っていたけれど、自分でスケジュールを把握して、勉強計画を立てられてこそ「定期テスト」の意味があるんじゃないかと思いなおしました(これって当たり前?私は今更きがつきました…)。じゃあ、テスト計画から初めて自分でやっていくなら、受験間際から始めるより、1年生の今のうちからやって、上達していく方がいいんじゃないかと思いました。子供に、次のテスト、どうしたいのかをきいてみると、前回のテストで範囲を十分に網羅できなかったから、早めに勉強を初めて順位を上げたいとのことでした。勉強の仕方について、私の考えを話し、勉強計画から子供だけでやってみることにしました。
 
テストまで1週間切った現時点で、「今日何時間くらい勉強できた?」とちょいちょい聞いてしまうものの、子供は自分で計画して勉強しています。高校受験のために、定期テストの点数は必要だけど、長い目で見たら、自分で目標を決め、計画を立て、それを実行する、自己管理能力や、計画遂行力のほうが大事なんじゃないかと思いました。それに、最初は気づかなかったけど、自分ですべてやることで、外発的動機ではなく、内発的動機で取り組むことができるんじゃないかとも思うようになりました。そして、それは、次のテスト勉強をするときには、ああしてみようなど前回の勉強を振り返り、次回に向けて試行錯誤するきっかけにもなるんじゃないかなと思いました。
 
部活も、習い事も、友達とのコミュニケーションも忙しい中学生。今回の結果がどう出るかわかりませんが、長い目で見た子供の成長をたのしみに、見守りたいと思います。